激変する中国 毒肉2トンが市中へ 「自分さえ食べなければいい」――止まらぬモラル崩壊

広東毒肉団子事件 「軽すぎる判決」に国民激怒=中国

2025/05/09
更新: 2025/05/09

中国・広東省で発覚した「毒肉団子事件」の判決が「軽すぎる」として中国の世論が沸騰中だ。

肉製品店経営者の男は2023年から有毒な「ホウ砂」入りの豚肉団子を店で売り、合計約2トンの毒団子が市中に出回ったのだ。

なお、ホウ砂(ほうしゃ、硼砂)は工業用薬品で、少量でも人体に深刻な中毒を引き起こす危険な物質であり、食品添加は禁じられている。しかし、鮮度の落ちた肉にホウ砂をかけると弾力性が増し、色つやも鮮やかになるため、違法と知りつつも利益を優先して使用する業者が後を絶たない。

男は後に懲役3年4か月の刑と罰金18万元(約356万円)と違法所得1万元(約20万円)の没収を命じられ、控訴の末も判決は覆らなかった。

「たった3年の刑で済むのか」
「命に関わる犯罪だ」
「被害者の健康は誰が守るのか」
「これでは食品安全は守れない」とその軽すぎる判決に世論は非難を強め、食品業界全体への不信感も高まっている。

ネット上では「これは単なる食品事故ではなくモラル崩壊、食べ物に毒を盛るなど良識ある人間のできることではない」「中国社会はどうしてこうなってしまったのか」といった嘆きの声も広がっている。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!