激変する中国 自然災害であっても政権への印象を損なう情報は統制

中国・広西で深刻な干ばつ 消される住民の声

2025/05/05
更新: 2025/05/05

中国・広西チワン族自治区では、2024年11月以降、過去最低の降水量により記録的な干ばつが続き、農業や生活用水に深刻な影響が出ている。

河川の水位低下により水稲やサトウキビは枯死寸前。高齢の住民すら「生涯で初めての異常事態」と語るほどの惨状だ。

農民は独自に地下水をくみ上げて畑を潤そうとするも限界があり、多くが収穫の見込みを失っている。

ところが当局は、干ばつの存在自体は認めながらも、住民が発信する干ばつ関連の動画をネット上から削除する異常な対応を取っている。

中国では自然災害であっても政権への印象を損なう情報は徹底的に統制される傾向にある。

今回のように、政治批判ではない災害関連の情報すら「削除対象」とされる現実に、住民たちの不満はくすぶり続けている。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!