2025年日本国際博覧会(略称「大阪・関西万博」)が4月13日から開催される前に、関西空港で国際線の利用客増加に向け進めてきた大規模な改修工事が概ね完了し、報道陣に公開された。公開されたのは関西空港第1ターミナルの入国審査場で、入国審査場やラウンジが一新された。
関西空港は、国際線の受け入れ人数を従来の2倍近い4千万人まで増やすため、2021年からおよそ700億円をかけて第1ターミナルの大規模なリニューアル工事を進めてきた。
また、これまでに国際線の出発フロアを広げて免税店を増やしたほか、保安検査場を拡張したことで、1時間当たりの通過人数が従来の4500人から6千人まで増える見込みだ。
「大阪・関西万博」は、1970年の大阪万博以来55年ぶりに日本で開催される国際博覧会として注目を集めている。開催期間は4月13日~10月13日の6か月間で「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマとなっている。
大阪府・大阪市は万博終了後、会場跡地をIR施設に転用する計画を進めている。外国人観光客やカジノ収益による経済効果が期待されるが、一方でギャンブル依存症や治安の悪化等といった社会問題が懸念されている。
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