3月11日午後、中国江蘇省泰州市(たいしゅう‐し)にあるバイオテクノロジー会社で突然爆発が起きた。
爆発が起きた企業は江蘇恵利生物科技有限公司だ。ネットに流出した現場映像から、大量の「紫色の煙」が大気中に放出されたことが分かった。
そのいかにも「有害そうな煙」は、会社上空を覆い、四方八方に拡散した。
現地当局は、「周囲環境には影響ない」と主張するが、事故により少なくとも4人が死亡し、4人が負傷したと公表されている。
しかし、「隠蔽体質と欺瞞」のイメージが定着してしまった当局の主張を、そのまま信じる市民は少ない。
あまりにも奇異な紫色の煙に、地元民は納得せず「健康に害を及ぼすのではないか」と不安が広がっている。
なかには「無害かどうかは、すぐに分かる。そう言う政府の幹部を煙の中に、マスクなしで10分間も立たせればよい」と提案する声も目立つ。
地元市民によると、爆発は非常に激しく、現場から2キロ離れた先の家のドアや窓まで揺れ続けたという。
爆発関連の動画をSNSに投稿した市民によれば「動画削除を求められた」という。

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