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中国 「効果検証済み」の声多数

効果あり? 中国で話題「蚊取りの歌」 

2025/03/11
更新: 2025/03/11

 

「蚊取り線香」ならぬ、「蚊取りの歌」 というのがあるらしい。

多くのユーザーは自らが検証し、その「驚くべき効果」をネットに共有している。

もちろん、「蚊取りの歌(滅蚊神曲)」というのは、中国のユーザーがそう呼んでいるだけであって、その歌にはちゃんとした曲名があって「第54回グラミー賞」を受賞している。

「蚊取りの歌」と呼ばれているのは、アメリカの新世代アーティスト、スクリレックス(Skrillex)が2010年に発表した作品『Scary Monsters And Nice Sprites』だ。

なんと、この歌を再生して蚊に聞かせると、蚊はふらふらし出して、飛ぶスピードが落ちるため、簡単に退治できちゃう、というのだ。

体験談を一つ取り上げよう。夜中に蚊の飛ぶ音がうるさくて寝れなかった広東省在住の女性は、携帯電話でこの話題の歌を再生してみると、しばらくして電気をつけたら、なんとベッドの上に大量の蚊が落ちていたという。明らかに体が重たくなっている蚊たちをティッシュでつまんで、捨てる。いとも簡単に退治できたそうだ。

いっぽう、その驚く退治効果があっても、「再生してみたら、衝撃的なサウンドにやられて、蚊より先に自分が発狂しそうになった」「とてもじゃないが、人間の自分のほうが耐えられん!」といった苦痛の声も少なくない。

静かでスローなBGMを好む筆者も気になってネットで曲名で検索かけて視聴してみたら、再生して3秒ほどで思わずストップキー押してしまった。夜中にこれを大声量でかけたらお隣さんが怒鳴り込んできそうな予感した。

なぜこの歌が「蚊に効く」のか。

この現象について、中国広東省科学院動物研究所の劉博士は「蚊は、頭部にある繊毛を通じて音を感知している。この音楽の周波数が蚊のそれと似ているから攻撃意欲を減退させたのではないか」と分析している。

このほか、『never gonna give you up』という歌も、「蚊に効く」と一部ユーザーが「検証済みだ」と明かしている。

イメージ画像。2016年10月26日撮影(Miguel Schincariol/AFP via Getty Images)

 

 

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!