【閲覧注意】本記事には、不快に感じる内容があります。お食事前の読者はご注意ください。
近頃、中国製食品や中国の飲食店で出された料理のなかから、想定外の「異物」が出てくる事件が相次いでいる。
去年は学生食堂で「ネズミの頭」が出てきた事件が世間を震撼させたが、そのネズミは缶入り牛乳の中からも出てきたことがわかった。
子供にも大人気の飲み物で「旺仔牛奶(ミルク飲料)」
旺仔牛奶(旺仔メーカーのミルク)といえば、華人であれば誰もが知る超有名な乳製品飲料だ。缶のイラストもかわいく、また甘くて飲みやすいため、子供にも大人気の飲み物である。
最近、山東省に住む彭さんはSNSに「旺仔牛奶の中からネズミに似た異物が出てきた」とする動画を投稿し、物議を醸した。このトピックスは22日、一度は中国SNSウェイボー(微博)のトレンド・トップになるほど話題になった。
彭さんによれば、子供は問題の缶ミルクの蓋開けて一口飲んだら、酸っぱいと感じたという。彭さんはミルク飲料を流し捨てた後、缶の中に異物があるように感じたため、中華包丁で缶を割ってみると、底の方にネズミらしき異物を発見したという。
同旺仔牛奶を生産した「山東旺旺食品有限公司」は23日、「生産ラインを全面的に調査した結果、異常はなかった」とする声明を出している。
いっぽう、動画投稿者である彭さんは、中国メディアに対し、「この件に関しては、自分は絶対に嘘ついていない。自分は、絶対に缶のなかに異物を入れていない」と主張している。
彭さんによると、「缶ミルクメーカーは交渉するためににやってきて、異物を半分持ち帰った、いまは異物の検査結果を待っている」という。
旺仔牛奶の親会社「旺旺集団」は台湾から中国大陸に進出した総合食品メーカーであり、その立場は比較的親共産主義的としている。
同集団傘下の台湾メディア「中天」「中視」「中時」は、台湾基進(台湾の政党)から、「中国から巨額の補助金を受けて、長期的に親中的な発言をしており、中国のプロパガンダに成り下がっている」と訴えられている。
(彭さんによるSNS投稿動画)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。