セブン&アイ 中間持ち株会社設立へ コンビニ事業に集中

2024/10/10
更新: 2024/10/10

セブン&アイ・ホールディングスが10日、社名を「7―Eleven Corporation(仮称)」に変更することを発表した。また、4年連続で赤字となっている食品スーパー事業などを統括する中間持ち株会社の設立を明らかにした。

新設する中間持ち株会社「ヨーク・ホールディングス」に、イトーヨーカ堂、ロフト、赤ちゃん本舗などを移管し集約する予定。グループ全体の事業運営を効率化し、競争力の強化を図ることを目的としているという。

同日に発表された2024年8月の中間連結決算によると、中間期営業利益は前年同期比22.4%減の1869億円となった。特にスーパーの営業利益が前年比79.3%にとどまっている。スーパー事業などの不振が続いており、株主からはコンビニ事業への集中を求める声が上がっていた。

清川茜
エポックタイムズ記者。経済、金融と社会問題について執筆している。大学では日本語と経営学を専攻。