【動画あり】中国のショッピングモールでまた「自殺願望者」 大量なビラをばら撒く

2024/10/02
更新: 2024/10/02

生存環境が悪化の一途とたどる中国では、自殺を図る事件が絶えない。

なかでも、大型ショッピングモールの吹抜けや川にかかっている橋が恰好の「飛び降りスポット」となっているため、この事態に対処するために、各地の一部の「自殺名所」と化したモールや橋には自殺防止のための「監視員」が常駐するようになっている。

そんななか、今月1日、同国広東省広州市にあるショッピングモール「天河城購物中心」にも、「自殺願望者」 が現れた。

その男性は上層階のフェンスを乗り越えて座り、そこからビラを投げ落としていた。「遺書」でもあるそのビラには何が書かれてあったのか、ネットに流出した画像だけでははっきり読み取れなかったが、その紙には文字がびっしり書かれていた。

この男性がその後に飛び降りたかどうかはわからない。彼が絶望の末に撒くビラの姿を捉えた動画は、華人圏のSNSで共有され、「これは現代中国を生きる庶民の実情を映し出している」とする声が、多く寄せられて、嘆きが広がった。

 

(その時の様子)

 

関連トピックスに寄せられたコメントのなかには、こういうのがあった。

「今、中国で一番悲しいことはなにか。それは、自殺を図ろうとしている人を見かけたとき、本来ならばその人に近づいて、『そう簡単にあきらめないで、人生には他の希望があるはずだ』と言ってあげたい。しかし、自分のことを考えてみれば、自分だって希望が持てない、自分の境遇もその人と大差がなく変わらない、自分がそこにいてもおかしくないことに気づく。結局は深いため息をついて、黙ってその場を離れるしかないということだ」

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!