10月1日から全国の都道府県で最低賃金の引き上げが行われる。今回の引き上げによって全国の最低賃金の平均額は1055円となり、引き上げ前と比べて51円増加した。また51円の引上げは、当局の目安に基づいて地域別最低賃金額を改定する目安制度が始まった昭和53年度以降で最高額の引上げとなる。
最低賃金の引き上げ時期は各都道府県によって異なり、東京都や大阪府などをはじめとした25の都道府県では、10月1日に引き上げが行われる。また引き上げの時期が最も遅いのは徳島県で、11月1日となっている。
都道府県ごとにみると、最低賃金が最も高いのは東京都で1163円、次いで神奈川県が1162円、大阪府が1114円となっている。また15の都道府県で最低賃金が1000円を超えている。一方、最低賃金が最も低いのは秋田県で951円、次いで岩手、高地、熊本、宮崎、沖縄県の952円となっている。
最低賃金の引上げ額に注目すると、徳島県が84円と最も高く(896円→980円)、次いで愛媛県、岩手県が59円となっている(愛媛県897→956円、岩手県893→952円)
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