社会問題 「何に絶望したのだろうか」

中国の高層ビルから現金ばら撒き 女性が自殺

2024/08/30
更新: 2024/08/30

中国河南省鄭州市の集合住宅で27日、女性がマンション11階から大量の現金をばら撒いた数時間後に飛び降りて自殺した。

事件関連映像には、次のような説明文字が入っていた。

「11時ごろ、十数万元の現金と共に、携帯電話2台が、上層階から投げ捨てられた。お金ばら撒き、携帯を投げた女性の子供は地上に落ちた携帯電話を拾いに降り、『こんな生活いやだ』などと漏らしていた。午後3時、女性は飛び降りた」

中国メディアは、目撃者の話を引用して報じたところでは、ばら撒かれた現金は少なくとも数万~10万元(数十~数百万円)はあったという。

天から降ってきた現金を袋詰めにして拾い集める付近住民もいるなか、この非常事態を不審に思った住民は110番通報をした。しかし、女性はずっと部屋に閉じこもったままで、警察がやってきてもドアを開けなかったという。

このニュースは中国のネットで話題になり、「彼女は何に絶望したのか」といった動機に関する議論が巻き起こった。

「命の次に大事なお金を愛する家族に残すのではなく、知らない人に拾われていくことを承知の上でばら撒いたことから推測するに、ばら撒いた女性は人生だけでなく、自身の家庭にも絶望したのだろうか」
 

 

生存環境が悪化の一途をたどる中国で近頃、ショッピングモールや河川の橋から飛び降り自殺を図る事件が絶えない。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!