中国各地で、野菜価格が高騰し続けており、「肉よりも高い!」「買えない!」とネット上では、市民の喘ぎがあふれている。
野菜高騰の原因は高温などの天候の影響を受けて、野菜の生産量が減少したためだ。
中国農業農村部が公表したデータによると、重点観測の野菜28品目の全国卸売価格は6月16日~8月15日の間で40%以上高騰している。
特に、中国の家庭で好んで食べられる「サヤインゲン」は、一部のスーパーマーケットから姿を消していると話題になっている。あるスーパーの店員によれば、「サヤインゲンは高いし、長期保存できないから何日も仕入れていないのだ」という。
もちろん、「サヤインゲン」を売っている店もあるが、価格は500グラムあたり10元(約200円)近くまで高騰しており、「今まで庶民的な食材だったサヤインゲンがいまでは手の届かない存在になってしまった」と来店者たちはがっかりしているという。
上海では、一部の野菜の価格は以前の2倍、ないし3倍以上にまで高騰していると現地メディアは報じた。例えば、キュウリ500グラムあたり、6月中旬は1.8元(約37円)だったのだが、7月末になると4.6元(約95円)、8月14日時点では6.3元(約130円)。上昇率は6月の3倍以上だ。レタス500グラムあたりも2元(約41円)から5元(約103円)前後に上昇している。
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