中国の不動産市場は低迷を続けており、多くの分譲住宅が激安価格で売り出されているが、それでもとにかく「売れない」ようだ。
武漢市にある有名な分譲マンション(「万和光谷」現在建設中)」では最近、「半額近い」値下げに踏み切った。同マンションの元の売値は1平方メートルあたり2.3万元(約47万円)だったが、いまでは半額近い1.25万元(約25万円)にまで値下げした。
同団地の営業担当者によれば、値下げの背景には凄惨すぎる販売現状があり、なんと、「半年もの間、1部屋たりとも売れていない」というのだ。
この大幅値下げの事態に、値下げ前にすでに住宅を購入していた所有者たちは猛烈に抗議をしている。
中国国家統計局が先月15日に公表した「2024年6月の70大中都市における商品住宅の販売価格変動状況」によれば、武漢では6月、新築・中古物件共に値下げ傾向にあり、共に過去1年以上にわたり下落し続けている。
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