日本近海 中国・ロシアの軍事動向が活発

2024/07/31
更新: 2024/07/31

中国共産党(中共)とロシア海軍日本近海での活動を顕著に増加させており、地域全体の緊張が高まっている。防衛省統合幕僚監部の発表によると、中共海軍の艦艇が与那国島や東シナ海を航行し、ロシア海軍も北海道近海でプレゼンスを示している。

日本の南、中共海軍艦艇の活動が活発

7月28日、中共海軍のドンディアオ級情報収集艦が与那国島南約60kmの海域を北上し、西表島と魚釣島の西約70kmを通過して北東へ進行した。続いて、7月29日にはルーヤンIII級ミサイル駆逐艦1隻とジャンカイII級フリゲート1隻が与那国島の南約50kmで確認され、台湾との間を北上し東シナ海へと進んだ。

また、同日、宮古島東約70kmの海域で中共海軍のレンハイ級ミサイル駆逐艦とフチ級補給艦が確認され、沖縄本島と宮古島の間を北上。これらの艦艇は東シナ海に向けて航行し、中共海軍の活動範囲の広がりを示している。日本の海上自衛隊は、「きりさめ」護衛艦とP-1、P-3C哨戒機を用いてこれらの艦艇を監視している。

中共軍無人機が日本領海近くを飛行

更に、2024年7月30日、奄美大島北西沖の海上で中共軍の偵察型無人機WZ-7が確認され、防空識別圏内での活動が注目された。航空自衛隊は緊急発進し、無人機の動向を監視する。この一連の動きは地域の安全保障に対する重要な意味を持ち、防衛省は引き続き高度な警戒を維持する方針である。

北では、ロシア海軍艦艇が活発

同様に、北海道近海ではロシア海軍の動向も確認されている。7月27日、礼文島北西約50kmでグリシャⅤ級小型フリゲート2隻が確認され、宗谷海峡を通過。翌28日には、宗谷岬北東約50kmでタランタルⅢ級ミサイル護衛哨戒艇2隻が南西方向へ進行した。海上自衛隊は、ミサイル艇「わかたか」およびP-3C哨戒機を用いて、これらの艦艇の警戒監視および情報収集活動を行っている。

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