中国 「タンク車混載」事件の波紋まだまだ続く

「給水車」の前身は「バキュームカー(汚物処理車)」だった=湖北省恩施市

2024/07/13
更新: 2024/07/14

液体燃料と食用油を「混載」して運んでいて中国タンク車業界の驚がく的内幕が、中国メディアによって暴かれた。いま、中国では食品安全の問題に対して、国民意識がこれまでに無いほど高まっている。

そんな時に今度は、前身が「バキュームカー(汚物処理車)」だったという「給水車」の動画がSNSで拡散され、ただでさえ沸騰する世論の怒りに油を注いだ。

今月10日、湖北省恩施市で撮影されたという、いかにも汚そうなタンク車。車体には「給(送)」「水」「車」の文字があった。しかし、よく見てみると、この3文字は張り紙によって上書きされているではないか。

そこで動画撮影者はその手で、その紙を1枚ずつ剥がしてみせた。

すると、その下に顔をのぞかせたのは吐き気がする驚がく的事実だった。

なんと、「送」の下にあったのは「吸」

「水」の紙の下にあったのは「糞(ふん)」の文字だ。

つまり、「送水車」と書かれたタンク車の前身は「吸糞車」「バキュームカー(汚物処理車)」だったのだ。

動画をここまで見た人の多くが「吐きそうになった」という。

ネット上では、「たとえどんなに清掃したからといっても、この事実は到底受け入れられない」

「今は水運ぶ車でも、前身が糞運んでいたのだ!」

「市民の健康を何だと思っているのか」

「この国、終わってる」といった嘆きが広がっている。

 

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李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
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