木原稔防衛大臣は7月2日の記者会見で、太平洋島嶼国との防衛協力に関し、多国間及び二国間の交流、訓練を重視する考えを明確にした。
太平洋島嶼国との防衛協力を巡って、木原防衛大臣は7月2日の記者会見でハイレベル交流や各軍種間の交流、能力構築支援を含む幅広い防衛交流を推進すると述べた。
特に注目されるのは、日・太平洋島嶼国国防大臣会合(JPIDD)の対面開催、海上安全保障分野での乗艦協力プログラムの実施など、多国間での協力強化である。これらの取組みは、相互理解を深め、実効性のある協力体制を構築する上で極めて重要視されている。
二国間では、自衛隊がパプアニューギニアとの親善訓練を行い、トンガとの間で能力構築支援事業を新たに開始するなど、具体的な進展が見られる。また航空幕僚長がパプアニューギニアとパラオを訪問し、現地との意見交換を行うなど、個々の国との緊密な関係構築が進んでいる。
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