米国防総省および国務省の元高官であるエイミー・ミッチェル氏は、今回の攻撃のリスクは潜在的な利益を上回ると述べている。
「これは間違いなく、我々が冒している賭けである」と彼女はエポックタイムズに語った。「明確な結末(エンドゲーム)が見えず、我々が挑発されたわけでもない」
彼女が最も懸念しているのは、9千万人の人口を抱える国家を統治できる、現在のアヤトラ主導の体制に代わる現実的な後継者が不在であることだ。注視すべき重要な指標は、イスラム革命防衛隊(IRGC:Islamic Revolutionary Guard Corps)が忠誠の対象を変えるかどうかであると彼女は指摘する。
「彼らは国全体に巨大な組織網を持っている」と彼女は言う。「革命防衛隊は統治の手段を熟知しており、その動かし方も心得ている」
一方、第1次トランプ政権で国家安全保障担当の元高官を務めたアレックス・グレイ氏は、この見解に同意していない。
グレイ氏の考えでは、大統領の目的は政権交代ではなく、イランによる核拡散の阻止である。
トランプ氏は本日未明のビデオ演説の中で、目標達成に向けたこれまでの交渉がことごとく失敗に終わったことを挙げ、「このテロリスト政権に核兵器を保有させてはならない」と述べた。また、イラン国民に対し「自分たちの政府を掌握せよ」とも促した。
グレイ氏は、ベネズエラの事例と同様、米大統領は政権交代の是非をイラン国民自身の手に委ねているのだと語る。そのため、今回の軍事行動を、彼が言うところの過去の「誤ったアメリカによる政権交代の試み」と混同すべきではないと主張した。
さらにグレイ氏は、イランが地域のアメリカ同盟国を攻撃しながらも「戦術的に意義のある目標を何ら達成できていない」ことを挙げ、イランは「恐るべき戦略的誤算」を犯したと述べた。
「彼らは事実上、地域のアラブ世界全体を敵に回し、団結させてしまった。これは並大抵ではない誤算だ」と彼はエポックタイムズに語った。
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