総務省、初めての技術系次官起用へ

2024/06/28
更新: 2024/06/28

政府は28日の閣議で、総務省事務次官に、竹内芳明総務審議官を起用することを決めた。

竹内氏は香川県出身の62歳。
1985年に旧郵政省に技官として入省し、総務省の総合通信基盤局長などを経て、2021年から郵政・通信担当の総務審議官を務める。

総務省として、技術系職員が事務次官に就任するのは初めて。政策課題が多岐にわたる中で、適材適所の人事を行うことで、各課題に対応するための最適な人材配置を目指しているという。

新たな体制により、総務省は各分野が連携して力を発揮し、多様な課題に対応することを目指している。特に、災害対応では、消防が救命救助を行う際に郵便局が持つ情報を有効に活用することが期待されている。また、地方課題においてDX(デジタルトランスフォーメーション)をどのように取り入れるかも重要な検討事項である。

総務省は、新たな幹部体制のもとで、各分野が連携し、総務省の力を十分に発揮していくことを強調した。

また、総務審議官には横田信孝内閣審議官と原邦彰消防庁長官、今川拓郎総合通信基盤局長が就く。発令は7月5日。

 

清川茜
エポックタイムズ記者。経済、金融と社会問題について執筆している。大学では日本語と経営学を専攻。