上川陽子外務大臣の6月14日に行われた記者会見では、日本と北朝鮮の間の非公式な接触についての質問が飛び出した。韓国の中央日報によると、日本と北朝鮮は先月、モンゴルで秘密裏に会合を持っていたと報じられている。
この報道には、「政治家を含む日本の代表団が出席した」との情報が含まれているが、具体的な詳細は不明のままだ。
外務大臣は、この報道については認識しているものの、事柄の性質上、詳細なコメントを差し控えると述べた。ただし、大臣は岸田文雄首相の方針を引用し、「日朝間の諸懸案の解決に向けて、首脳会談を実現すべく、総理直轄のハイレベルで協議を進めていく考えには変わりない」と強調した。この発言からは、日本政府が北朝鮮との間に何らかの進展を望んでいることが伺える。
このモンゴルでの会合の噂は、日朝関係における新たな動きとして注目される。両国間では長年、拉致問題をはじめとする多くの懸案が存在しているが、直接的な対話の窓口が乏しかった。
今回の報道が事実であれば、それが示すのは、双方がこれらの問題に対する解決策を模索している可能性だろう。
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