日米2+2会談 防衛協力と安全保障の具体化を目指す

2024/05/25
更新: 2024/05/26

防衛省は、5月24日の報道官会見で、次回の日米「2+2」安全保障協議委員会(外務・防衛担当大臣による会議)についての調整状況を明らかにした。

現在、両国間で7月の開催に向けて具体的な日程はまだ決定していない。

会見では、4月に開催された日米首脳会談で合意された事項が再度確認された。

具体的には、米軍と自衛隊の相互運用性を強化するための指揮・統制枠組みの向上、新たな装備技術協力を含む安全保障・防衛協力の拡大と深化を目指す。

これらの取り組みは、次回の「2+2」を通じてさらに具体化される見込み。

また、日米首脳会談での合意に基づき、日米共通のジェット練習機の共同開発に向けた作業部会が設置される。現在検討中のT-4後継機に関しても、取得の在り方を含めて議論が行われる予定。

日米間の防衛協力は、地域の安全保障環境を考慮したうえで、今後も進化し続けることが予想される。このため、両国は持続的な協力体制を維持し、共に対応策を模索していく必要があるとされている。