社会問題 安全装置という考えがないのだろうか?

中国成都、EVのルーフテントに首を挟まれて死亡

2024/05/17
更新: 2024/06/28

今月11日、中国四川省成都市で、中国のEVの屋根上に設置された折りたたみ式テント(ルーフテント)に車の持ち主が首を挟まれて死亡する事故が起きた。

事故が起きた車は、中国の自動車メーカー「長城汽車(グレートウォール)」傘下のピックアップトラックブランド「長城炮(Poer)」のもので、購入代金は約580万円だった。事故は車を購入して半月後に起きたという。

この事故により、車に設置される「ルーフテント」の安全性に関する懸念や関心が高まっている。

死亡した車主・劉さんの友人によると、「事故が起きた日の午前中、ルーフテントを販売店に修理に持って行った時は問題ないと言われた。しかし帰宅して数時間後に、劉さんはテントが直ったかどうかを確認しようとして、あんな事故が起きてしまった」という。

劉さんの家族によると、「事故は、テントが上昇する過程で起きた」という。

「当時、劉さんは体をテントの中に入れず、頭だけをテントの二層目のところに入れたんです、するとひっかかってしまった」

「叫び声を聞いて駆け付けた家族がなんとか彼を助けようとしたが、できなかった。テントのリモコンを押しても作動しなかった」

「大声で助けを求めていると、近くにいた作業員4、5人がやってきて、劉さんの頭を挟んでいた鉄の棒をなんとかこじ開けようとしたがびくともしなかった。最終的に、手動のノコギリで鉄の棒を切り、ようやく劉さんを助け出したが、劉さんは蘇生しなかった」という。

「ルーフテントには挟み防止機能も安全装置もなかった、しかもリモコンも使えなかったんだ」

劉さんの友人は、「劉さんが亡くなったのは車のテントのせいだ」と主張。

いっぽう、テントメーカーは、「当事者がマニュアル通りに操作しなかったことが事故につながった」と主張している。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!