YP Rajesh
[ニューデリー 16日 ロイター] – インドの選挙管理委員会は16日、下院(定数545)総選挙を4月19日から6月1日にかけ、7回に分けて実施すると発表した。同月4日に一斉開票する。
モディ首相は3期目に向けて再選を目指す。世論調査によると、同氏が率いる与党インド人民党(BJP)が優勢となっている。
モディ氏は「民主主義の最大の祭典」が始まったと述べ、BJPは「統治や公共サービス」の実績を基に選挙戦を展開すると語った。
BJPは、前回2019年の選挙で獲得した303議席を上回る370議席を目指す。
モディ氏は連日各地を訪れ、新規プロジェクトを発足させたり宗教行事に参加したりしている。演説では、急成長する国内経済やインフラ・福祉プログラムへの投資を強調している。
一方、野党側は苦戦を強いられている。最大野党の国民会議派を中心とする野党連合「インド国家開発包括同盟(INDIA)」が昨年発足したが、結束が揺らいでいる。
国民会議派は19年の選挙でBJPに大敗、野党に転落してから支持率の低迷が続いている。
登録有権者数は約9億7000万人。各地に100万カ所以上の投票所が設けられ、約2400の政党が選挙戦を展開する。
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