[ワシントン 4日 ロイター] – 米連邦最高裁は4日、11月の大統領選に向けた西部コロラド州の共和党予備選へのトランプ前大統領の出馬を認める判断を下した。トランプ氏の支持者が2021年に連邦議会議事堂を襲撃した事件への関与を巡り同州予備選でのトランプ氏の出馬資格を認めないとの同州最高裁の判断を覆した格好だ。
明日5日にはコロラド州を含む多数州の予備選と党員集会が集中する「スーパーチューズデー」が予定されている。
最高裁の判断は全会一致。「とりわけ大統領など、連邦政府の公識者や候補者に関し、出馬資格をはく奪する憲法修正第14条3項を執行する責任は州にない」とし、この責任は連邦議会のみにあるとした。
今回の決定判断は、これまでにトランプ氏の出馬資格を認めない判断が出されている東部メーン州と中西部イリノイ州にも適用される。
トランプ氏は自身のソーシャルメディアに「米国にとって大きな勝利だ!!!」と投稿した。
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