風力発電企業JRE会長、セクハラで解任 業界団体代表理事も兼任

2024/02/21
更新: 2024/02/21

風力発電など再生エネルギー事業を手がけるジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE)は21日、同社の安茂会長を解任したと発表した。懇親の場で女性に対するセクハラ行為が原因だ。安氏は昨年末、風力発電事業者の業界団体、一般社団法人日本風力発電協会の代表理事に就任したばかり。

JREは石油元売り大手のENEOS(エネオス)ホールディングス(HD)のグループ会社。2023年12月下旬、内部通報窓口に安氏による不適切な行為があったとの匿名の通報があった。監査役主導のもと、調査を実施した結果、安氏によるセクハラ行為があったと判断した。

JRE社は「社内への周知や研修のあり方を検証のうえ、実効性のある再発防止策を検討していく」とコメントした。

中核事業会社のエネオスは「極めて遺憾」とコメントした。

エネオスHDは2年続けて経営トップが女性への不適切行為で辞任している。中核事業会社のエネオスは同日、「人権尊重・コンプライアンス徹底 に背く行為を行ったことは、極めて遺憾」であるとのコメントを発表し、謝罪した。

政治・安全保障担当記者。金融機関勤務を経て、エポックタイムズに入社。社会問題や国際報道も取り扱う。閣僚経験者や国会議員、学者、軍人、インフルエンサー、民主活動家などに対する取材経験を持つ。