今月16日、貴州省畢節市にある農村消費協同組合(農村消費合作社清水鋪営業部)の金融機関で、自身の預金を下ろせないことに怒った預金者たちが乱入し、店内をめちゃくちゃに破壊する事件が起きた。
ネット上に流出した「事件現場」の動画のなかには、椅子がひっくり返り、植木鉢が割れて床面に土が散った凄惨なホールの姿があった。
政府系メディア「央広網」に対し、ある預金者は次のように語った。
「私たちが、畢節農村消費合作社(農村消費協同組合)にお金を預けたのは、ここの利子が周辺地域より高く、国有企業である供銷合作社(購買販売協同組合)の後ろ盾があるから安心だ、と思ったからだ」
「しかし今、預金者たちは自分の預金が消えてしまうことを心配している。そのため、預金者は預金を引き出そうとしたが、引き出せないので、このような衝突がしばしば起きている」
問題となった「農村協同組合」の近くの商店の経営者は、中国メディア「大皖新聞」に対し「私も数千元預け入れたが、何か月も引き出せないでいるよ。私の預金は大した額じゃないが、なかには数万元、数十万元を預金して、引き出せない人もいる」と語った。
(乱入した「預金者」によって、店内が破壊された農村消費協同組合の様子)
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