呼吸器系の感染症が大流行する中国で、遺骨や遺灰を納める「骨壷ビジネス」が活況を呈している。「骨壷」の需要が、それだけ伸びていることを指す。
中国の骨壷製造工場で働く楊さんは12月27日、NTD新唐人テレビの取材に応じた際に、「骨壷ビジネスはいま、大盛況だ」と明かした。
楊さんによると、「今年上半期だけでも、多くの骨壺工場が新規開業しており、とても忙しい」という。
中国各地の病院が大混雑し、河南省など一部の地域では「火葬場が、昼夜を問わず稼働している」という情報が伝えられている。高齢者や子供ばかりでなく、体力のある若者が急死するケースも各地で相次いでいる。
2020年初頭から本格的に始まった中共ウイルス(新型コロナウイルス)感染症によるパンデミックは、中国国内に膨大な犠牲者を生んだとされる。
それによる死亡者の本当の数は、中共当局によって今も明らかにされていない。ただし当時、遺体を入れる木製の棺の製造が追いつかず、地域によっては「段ボール製の棺」まで登場していた。
その時にも「火葬場が24時間、フル稼働する」という過密状態になった。現在の状況も当時と同様、またはそれ以上になりつつある。
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