[台北 20日 ロイター] – 台湾経済部が20日発表した11月の輸出受注は前年比1.0%増の506億3000万ドルと、15カ月ぶりに増加に転じた。
年末休暇を控え、米中の個人消費が増えた。ただ、経済部は12月の輸出受注が再び減少すると予想している。
ロイターがまとめた市場予想は4.3%増。10月は4.6%減だった。
経済部は12月の輸出受注を前年比4.2%減─8.0%減と予想。欧米の年末商戦が支援要因になるが、ウクライナやイスラエルでの戦争のほか、インフレ、金利上昇が「世界貿易の成長の勢いを阻害する可能性がある」としている。
11月の輸出受注は、通信機器が前年比10.0%増、電子製品が3.5%増となった。
中国からの受注は8.8%増(10月は1.2%増)。
米国からの受注は2.4%減(同1.4%減)。
欧州からの受注は21.1%減(同45.8%減)。
日本からの受注は29.0%減(同17.6%減)。
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