米ジョージア州における人身売買のおとり捜査により、国防総省の幹部が買春の容疑で逮捕、起訴された。
逮捕されたのは、国防総省教育本部(DoDEA)南北アメリカ部門の支局長を務めるスティーブン・ホバニック(64)被告。買春容疑で16日に逮捕、起訴された。
FOX 5アトランタの報道によると、被告はモーテルの部屋で女性に性行為を持ちかけたが、女性はおとり捜査官だった。被告は、マッサージサービスの依頼だったと主張しており、買春を否定している。
ジョージア州ハラルソン郡保安官事務所は15日から2日間にわたり、人身売買犯罪の一斉捜査を実施。この2日間でホバニック被告のほか25人を客引き、売買春あっせんの容疑で逮捕した。
被告は2010年10月からDoDEAアメリカス支局の支局長を務めている。過去にはクアンティコ中学校・高校とダールグレン部隊学校の校長を歴任し、バージニア州の公立学校で14年以上勤務するなど、長年教育現場に携わってきた。
DoDEAのウェブサイトによると、DoDEAは「2つしかない連邦政府運営の学校システムの1つ」であり、国防総省に代わって幼稚園から12年生までの米軍兵士の子供教育プログラムを計画・管理している。
ホバニック被告は現在休職中だとDoDEAはメディアの取材に回答している。郡当局によると、逮捕翌日の16日には保釈金を支払い、釈放されている。
米国防総省の広報担当者は声明で「法的手続きを進めており、現時点でこれ以上コメントすることはできない」としている。デイリー・コーラー紙が報じた。
エポック・タイムズは、国防総省にさらなるコメントを求めている。
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