アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議に出席する各国首脳は14日、サンフランシスコに到着した。しかし他国とは異なり、 習近平が宿泊するホテル前には、白い布で囲まれた大きなテントが設置され、車両には黒い布がかけられていた。ネットユーザーからは「まるで葬儀場のようだ」との声が上がっている。
11月14日の朝、エポックタイムズの記者が、中国共産党(中共)首魁である習近平が滞在予定のサンフランシスコの「セントレジスホテル」に向かったところ、ホテルは臨時に設置された黒い鉄柵で囲まれていた。ホテルの正面玄関には十数人の警察官がおり、非常に厳重なセキュリティが敷かれていた。
しかしおかしなことに、ホテルの入り口には白い布で囲まれた大きなテントが設置されていた。14日からは、この白い布の上に青い布が被せられている。
13日、「自由時報」などの台湾メディアは、ホテルの近くに黒いフェンスが建てられ、カーポートが白い布で覆われていることに気づいた。
報道陣によると、黒い布がかけられた数台のセダンが出入りし、ホテルの2階では、外部からホテル内が見えないように、すりガラスのようなものを貼り付ける作業が行われていたという。
記者が屋外の公共エリアでホテルの外観を撮影していたところ、1人の中国人男性が出てきて、白いテントは個人のものだと主張し、撮影を妨害してきた。そして「ホテルも貸し切っているから、理論上、それも私たちの私有財産だ」と言い放った。
あるネットユーザーはホテルの写真をXに投稿したところ、多くのネットユーザーが「これは葬儀場か?」「葬式だと思った」とコメントしている。
今回のAPEC首脳会議期間中に、米国のバイデン大統領は中共の首魁である習近平と会談を行う。
毎回のように、全米各地の中共大使館や中共領事館は、サンフランシスコへ習近平を歓迎しに行く華人に対して、無料の航空券、食事、宿泊を提供している。報酬をもらう愛国的な華僑たちは全米から指定された場所に集まり、習の到来を歓迎した。
一方、海外にいる中国の民主活動家や人権活動家など、多くの団体が習近平の到来を違った形で歓迎している。
民主活動団体「人道主義中国」は「END CCP(打倒中共)」と書かれた巨大な横断幕をチャーター機を使って空に掲げ、約1時間後にサンフランシスコに到着すると予測される習近平を出迎えた。
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