ホテル客室に「隠しカメラ」が7台 宿泊客が発見=中国 江蘇

2023/10/13
更新: 2023/10/13

江蘇省連雲港市にあるホテルの客室に盗撮用の「隠しカメラ」が、なんと7台も仕掛けられていたことを宿泊客が発見した。このニュースは百度(バイドゥ)12日のホットリサーチ入りしている。

カメラを発見した宿泊客によると、エアコンの吹き出し口などから発見されたカメラはいずれも非常に小型のもので、よく検査しないと発見するのが難しいものばかりだったという。

宿泊客の通報により、カメラを仕掛けた男は逮捕されている。しかし事件の後、信用失墜したホテルは営業停止に追い込まれた。

被害を受けないための注意点

近年、中国ではホテルの部屋に限らず、様々な場所に「隠しカメラや盗聴器が仕掛けられていた」といった事件が報告されている。思わぬところで被害を受けないために、あらかじめ気を付けるべき点を頭に入れておくことが一番だ。

チェックインして部屋に着いたら、まずは室内の状況をよく観察し、不審なものや「場にそぐわないもの」がないか、壁や天井に不審な「穴」が空いていないかなどをチェックしてみよう。

次に、部屋にある電源タップやコードを点検し、不審なデバイス(接続器)につながっているコードがないかどうかを確かめてみる。「同じものが2つある」という場合は不自然なので、注意が必要だ。

小型カメラが隠されているものとして「USBチャージャー」「デジタル時計」「火災報知器」などが挙げられる。

さらに、壁にかかった鏡が「マジックミラー」であることも、あまりに不気味すぎる。

これをチェックするには、鏡に指先をくっつけてみるとよい。「普通の鏡」の場合、鏡面についた指先と鏡に反射した指先の間に、ガラスの厚みぶんの「わずかな隙間」ができる。

しかし、裏側からこちら側をのぞける「マジックミラー」の場合は、指先と鏡に映った指先がぴったりとくっつく。

中国社会は今、あちこちが病んでいる。そうした不道徳な環境の影響で人間の精神が病的になった場合、各種の犯罪が起こりやすくなる。残念な現状ではあるが、被害に遭わないための「自衛の手段」は欠かせないであろう。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
鳥飼聡
二松学舎大院博士課程修了(文学修士)。高校教師などを経て、エポックタイムズ入社。中国の文化、歴史、社会関係の記事を中心に執筆・編集しています。