10月3日の朝、黒竜江省ハルビン市にある「ハルビン医科大学付属第二医院(哈尔滨医科大学附属第二医院)」で爆発があり、大規模な火災を引き起こした。この爆発と火災による死傷者数などは、まだ不明である。
現場の目撃者によると、現地時間の午前7時ごろに「病院の方向から、突然大きな爆発音が伝わってきた。周囲の住民は皆、その音を聞いた」という。
病院側によると「火は、午前9時頃にはほとんど消された」という。一部の関係者は、「(院内の)暖房用パイプが燃えて、爆発につながったのではないか」と推測している。
情報によると、火災発生後、院内の「第6入院部」では2時間以上停電していたという。
同病院にある人工呼吸器などの医療設備は、停電後もバッテリーに切り替えて約1時間は使用できる。しかし2時間以上の停電となると、深刻な状況にもなりかねない。それは、例えば人工呼吸器をつけている患者が1時間以上、人工呼吸器を使用できないことを意味するからだ。
また、火災による停電の後(入院している)患者がパニックになって逃げ回るのを防ぐために「医療スタッフが、一部の病室を施錠した」と報じられている。
この「病室に施錠をする」という病院のやり方を巡り、ネット上では物議を醸している。
「火災だというのに、ドアに施錠とは!」「患者に逃げられたら、入院費用を徴収できなくなるからか?」
そのほか、今回の火災とは関係ないが「この病院では、患者が数日前に死亡していても、費用リスト上では『まだ点滴中』と表示される(治療費負担が発生し続けている)」という、恐ろしいコメントまであった。
(10月3日、黒竜江省ハルビン市にある「ハルビン医科大学付属第二医院」で起きた火災)
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