債務危機の中国恒大集団、米連邦破産法の適用申請か

2023/08/18
更新: 2023/08/18

債務危機に陥っていた中国不動産大手、中国恒大集団エバーグランデ)は17日、米ニューヨークで連邦破産法15条の適用を申請した。ブルームバーグ通信など複数の米メディアが報じた。

米国籍以外の企業は連邦破産法15条を申請することで、資産の差し押さえなどを阻止することができる。

中国経済は内需が低迷しており、直近では同じく中国不動産大手の「碧桂園カントリー・ガーデン・ホールディングス)」の株価が暴落したばかり。

ロイター通信が中国国家統計局のデータに基づいて算出したところによると、中国の6月の不動産販売(床面積ベース)は前年同月比で28.1%減となり、5月(19.7%減)以上のマイナスとなった。また、不動産投資は1兆2849億元で、前年比20.6%の減少だった。

政治・安全保障担当記者。金融機関勤務を経て、エポックタイムズに入社。社会問題や国際報道も取り扱う。閣僚経験者や国会議員、学者、軍人、インフルエンサー、民主活動家などに対する取材経験を持つ。