[プノンペン 26日 ロイター] – カンボジアのフン・セン首相は26日、40年近く続けた首相の座を長男のフン・マネット氏に来月引き継ぐと表明した。
フン・セン氏は近年、権力掌握を強め、西側諸国は民主主義の後退を懸念していた。23日実施された下院選挙も、有力な対抗馬となり得る野党を排除して実施され、与党カンボジア人民党(CPP)が圧勝した。
フン・セン氏は演説で「フン・マネット氏が数週間以内に首相に就任する」と表明。フン・マネット氏が8月10日に国王から首相に任命されるとした。新議会は8月21日に招集、新内閣は22日に発足する予定という。フン・セン氏自身は与党党首や議員の職は続けると述べた。
米英の大学で経済学を学んだフン・マネット氏は、国政に関するビジョンはほとんど示していない。
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