今月10日、銀行預金を引き出せなくなった複数の預金者が安徽省合肥市の中心部に位置する歩道橋で横断幕を広げ、預金の返済を求める抗議活動を行ったことがわかった。
橋の上では「安徽銀行、私の預金を返せ!(安徽銀行還我存款)」などのスローガンが、抗議者によって一斉に叫ばれた。
預金者らは、昨年10月に北京市内の陸橋「四通橋」の上に、習近平政権を批判する横断幕を掲げた彭載舟氏を真似たものとされている。米政府系放送局のラジオ・フリー・アジア(RFA)はこの事件に「#四通橋示威(#四通橋デモ)」のハッシュタグをつけている。
RFAによると、この預金者らは手にスローガンを持ち、同市の監察管理部門へ赴いて、安徽銀行に対して預金返済を求める請願したという。
(手にスローガンが書かれた紙を持ち、「安徽銀行、預金を返せ」と叫びながら、デモ行進する預金者たち)
中国では近年、地方銀行などで取り付け騒ぎが相次いでいる。河南省では預金を凍結された預金者が騒ぎを起こさないよう、まとめて「管理(不法監禁)」するケースもあるようだ。
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