在米のメディア運営者「父親の釈放求め」米国会で証言 法輪功を学んでいなくても不当拘束される

2023/06/03
更新: 2023/06/02

 YouTubeなどで「軍事チャンネル」をもつ、在米のセルフメディア運営者・周子定氏は5月23日、米議会で開かれた会見で「中国当局によって不当に投獄された父親(62歳)の釈放」を呼びかけた。米政府系のラジオ自由アジア(RFA)も同日、周氏の件を取り上げて報道している。

周氏および周氏の母親は法輪功の学習者であるが、父親はそうではない。

ところが、その父親が米国から中国に帰国した後、自身は法輪功を学んでいないにもかかわらず「法輪功に関わった」として2021年4月、当局によって不当拘束され、秘密裏に懲役8年の判決を受けたという。

 

 

周子定氏によると「米下院のガス・ビリラキス(Gus Bilirakis)議員は、中国の習近平国家主席に対し、すでに3回にわたり父親の釈放を呼びかける書簡を送っている。また同時に、マルコ・ルビオ米上院議員ら8人の米国の連邦議員が、2022年9月にアントニー・ブリンケン国務長官に共同書簡を送り(この件について)国務省が行動を起こすよう求めた」という。

栄養状態の劣悪な獄中で2年以上過ごした周氏の父親は、現在、歯をほとんど失ってしまった。何度も保釈を求めているが、その都度却下されているという。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
鳥飼聡
二松学舎大院博士課程修了(文学修士)。高校教師などを経て、エポックタイムズ入社。中国の文化、歴史、社会関係の記事を中心に執筆・編集しています。
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