[台北 14日 ロイター] – 台湾の唐鳳(オードリー・タン)政務委員(IT担当)は14日、台湾がウクライナによる紛争における世界へのメッセージ発信方法を注視していると述べた。
中国が先月、ペロシ米下院議長の訪台後に台湾周辺で軍事訓練などを行ったことから、台湾では中国による攻撃に懸念が高まった。
タン氏は「われわれはロシアのウクライナ侵攻の経験を注視している。リアルタイムで起きている事態を世界が知ることができると分かった」と指摘。ウクライナは効果的にメッセージを発信しているとし、リアルタイムで高品質な通信を維持することが活動の重要な要素と述べた。さらに「台湾の人々だけでなく、台湾を心にかけてくれている世界の人々に働きかければ、世界の友人の支援を仰ぐことができる」と説明した。
有事に中国が交流サイトを通じて反台湾メッセージを拡散する可能性について質問されると、「われわれは既にツイッターでその手のプロパガンダや表現が投稿されるのを日常的に目にしている」と述べた。
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