[マニラ 16日 ロイター] – フィリピンのマルコス大統領は、前政権が中国と結んだ鉄道プロジェクト(49億ドル相当)の借款契約について再交渉するよう運輸省に命じた。当局者が16日に明らかにした。
セザール・チャベス運輸次官によると、プロジェクト3件を巡る政府開発援助借款は、中国政府がドゥテルテ政権(当時)による「資金要請に応じなかった」ことを受け撤回されたと考えられる。他の資金調達オプションも検討中で、選択肢には官民パートナーシップを通じた民間資本の活用が含まれているという。
中国政府関係者は匿名を条件に、「鉄道を巡る中比協力は今後も続くと言える。中国はフィリピンとの話し合いに前向きだ」と述べた。
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