[エルマウ(ドイツ) 26日 ロイター] – 米ホワイトハウス当局者は26日、北大西洋条約機構(NATO)の新たな戦略文書に中国に関する「強い」文言が含まれると確信していると述べた。どのように言及するかについては協議が続いているとした。
NATOは目的と価値を定めた戦略文書「戦略概念」の新たな策定に取り組んでおり、28─30日にスペインのマドリードで開かれる首脳会議で発表する予定だ。
同当局者は、主要7カ国(G7)首脳会議に合わせて行われたバイデン米大統領とショルツ独首相の会談終了後に「両氏が中国について協議した」と明らかにし「この問題は今回の大きなテーマになる」と指摘。
「バイデン氏はショルツ氏への信頼を表明した。議論した全ての問題、両国が共に取り組んでいる全ての共通の課題で実に幅広い一致が見られた」と語った。
米政府がドイツに対しウクライナへの安全保障支援を拡大するよう圧力をかけているのかと聞かれ、当局者はドイツが多連装ロケット発射システム(MLRS)の追加供与計画などを既に表明していることにバイデン氏が謝意を示したと述べた。
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