[上海 20日 ロイター] – 例年夏に中国共産党の重要人事や政策を話し合う北戴河会議が開催される河北省の避暑地・北戴河で、7月1日から少なくとも2カ月間、米電気自動車(EV)大手テスラの車両の進入が禁止される。地元警察当局が20日、ロイターに明らかにした。
テスラ車は6月初旬にも四川省の省都・成都で一部の道路への進入を禁止された。当時、習近平国家主席が同市を訪れていた。
北戴河の警察当局はテスラ車を進入禁止にする理由を明らかにしていないが、「国事」に関することだと説明している。近く発表があるという。
テスラのコメントは取れていない。
ロイターの報道によると、中国軍は昨年、軍関連施設へのテスラ車の進入を禁止。車両に搭載されたカメラを巡るセキュリティー上の懸念を理由に挙げていた。
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は当時、中国を始め、いかなる地域でもスパイ活動は行っていないと表明。中国で販売した車両から生成されるデータは全て中国国内に保管されていると述べていた。
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