[国連 17日 ロイター] – 国連政治局長を務めるローズマリー・ディカルロ氏は17日、ロシアによるウクライナ侵攻開始以降、ウクライナで子ども52人を含む少なくとも726人の民間人の死亡が確認されたと報告した。ただ、実際の犠牲者数はこれを大幅に上回る恐れがあるとしている。
ディカルロ氏は国連安全保障理事会で、ロシアが侵攻を開始した2月24日から3月15日までの間に、ウクライナで子ども63人を含む1174人が負傷したと報告。「広範囲に影響を及ぼす爆弾が人口密集地で使用されたことによるもので、病院や学校のほか、数多くの住宅が損害を受けたか、破壊された」と述べた。
その上で「ウクライナで起きている民間人の犠牲と民間インフラの破壊がいかに大きいか、否定することはできない。徹底的な調査と責任追及が必要だ」と述べた。
このほか世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、ウクライナで医療機関に対する攻撃が43件あり、医療関係者を含む少なくとも12人の死亡が確認されたと報告した。
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