[アンカラ 9日 ロイター] – イスラエルのヘルツォグ大統領が同国の大統領として2008年以来初めてトルコを訪問し、9日エルドアン大統領と会談した。エルドアン大統領は、長期にわたり緊張状態にあった両国関係の転換点になるとの考えを示し、トルコはエネルギー分野で協力する用意があると述べた。
会談後の共同記者会見で述べた。
両国はイスラエルによるパレスチナ自治区の占領、トルコのイスラム過激派組織ハマスへの支援で対立してきたが、長年にわたり冷え込んだ関係の改善に向けて動いている。
エルドアン大統領は「今回の歴史的な訪問が両国関係の転換点になると考えている。われわれの共通の目標は相互の利益に基づく政治的対話の復活だ」と述べた。
また、地中海と黒海におけるトルコの掘削・地震探査船の活動に言及し、「これは、以前始まったエネルギーに関する協力を復活させる機会だと思う」と述べた。
エルドアン大統領は以前、両国はイスラエルの天然ガスを欧州に運ぶために協力できると発言し、20年以上前の議論を復活させている。
地中海からのガス供給は、欧州のロシア産ガスへの依存軽減に役立つとみられている。
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