[キエフ 25日 ロイター] – ウクライナのクレバ外相は25日、ロシアがウクライナを攻撃すれば「政治的、経済的、人的な損失」を被り、あまりにも高い代償を支払うことになると述べた。
ロシアはウクライナとの国境付近に軍を集結させており、ウクライナ、米国、北大西洋条約機構(NATO)はロシアがウクライナに攻撃を仕掛ける可能性があるとの懸念を表明している。ロシアは攻撃を否定している。
クレバ外相は会見で「(ロシアの)プーチン大統領が何を考えているか推測はしていない。ウクライナを新たに攻撃すれば、あまりにも高い代償を支払うことになり、攻撃しないほうがよいという点を理解させようとしている」と述べた。
同相は、ロシアに「さらなる侵略行為」を思いとどまらせることが主たる目標だとし「ロシアは、新たな侵略の段階に入った場合に、どのような政治的、経済的、人的損失を被るかをはっきり理解する必要がある」と述べた。
ウクライナ軍情報部のトップはミリタリー・タイムズに対し、9万2000人以上のロシア兵がウクライナとの国境付近に集結しており、1月末か2月初めにまでに攻撃する準備を整えているとの認識を示した。
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