[台北 2日 ロイター] – 台湾の国防部(国防省)は2日、予備部隊の戦闘演習や射撃演習などを来年から強化する方針を示した。
中国が台湾周辺で軍事活動を増やしていることが背景。台湾の邱国正国防部長(国防相)は先月、中国との緊張関係が過去40年以上で最悪の状態にあるとの見解を示した。
国防部は、来年から一部の予備部隊に義務付ける再訓練を現行の5─7日間から14日間に延長し、「予備部隊の戦闘能力を効果的に引き上げる」と声明で発表。
射撃演習では発砲する弾丸の量を2倍に増やす。戦闘演習は半日から56時間に拡大する。
国防部が来年訓練する予備兵11万人のうち約13%が対象となる。さらに対象を広げるかは今後決定する。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。