竹や羽毛などの天然素材を扱う台湾人アーティスト・游文富氏が、長野県で開催されている「北アルプス国際芸術祭」に参加した。色付けされた50万本の竹ひごを稲田に立つように入れて、アート作品『種一片心田』(心田を耕す)を創り上げた。現地住民とボランティア100人以上が作品作りに関わった。日本から新型コロナウイルスのワクチンを無償提供したことに感謝の意を表したという。
竹工芸で活躍する游氏は、今作品で、黄金の稲田と冬の雪景色の美しいグラデーションを表現している。游氏は19日、日本のアーティスト・浅井裕介氏とのリモート会談で、「コロナ禍のため訪日して作品を鑑賞できないのが唯一の心残り」と述べつつ、地元住民らの協力に謝意を示した。
「北アルプス国際芸術祭」は、大町市で3年に1度開催される長野県最大の国際芸術祭。今年の開催期間は8月21〜11月21日まで。
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