中国当局による法輪功学習者への迫害(2)電気棒で男性器が激しく損傷

2019/01/22
更新: 2019/01/22
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中国当局は1999年、法輪功学習者に対する弾圧政策を始めた。学習者に法輪功を放棄させるため、当局はさまざまな拷問を用いた。なかには、凄惨な性暴力を受けた法輪功学習者は少なくない。

ここでは、法輪功情報を発信する「明慧網」による報道に基づき、男性法輪功学習者の性器を狙う拷問の実態を明らかにする。

「中国天津市当局は2016年12月、楊玉永さんを逮捕した。報告によると、楊さんは拘束中に性的迫害を含む悲惨な拷問を受けた。13人の囚人が彼の性器をつねったり、乳首を噛んだりした」米国務省が2018年5月29日に発表した「国際宗教自由報告」は、こう記述した。

2016年12月7日、天津市警察当局が同市在住の楊さんとその妻(同じく法輪功学習者)を拘束した。武清区看守所に収容された楊さんに対して、看守が13人の囚人に指示し暴行を加えた。

2017年7月11日、天津市武清区に住む楊さんは武清看守所で死亡した。

大紀元は、楊さんが生前自身が受けた拷問について証言した録音テープを入手した。

楊さんはテープで、「彼らが先に私の顔を平手打ちした。その後、彼らは私の陰茎をこすったり、靴のままで私の足を思い切り踏んだりした」と話した。

家族によると、楊さんの遺体は傷だらけであざだらけだった。左側の乳首が真っ黒になっていて、腰から足の付け根まで血まみれとなっていた。

武清区警察当局と看守所は、楊さんの死因について説明を拒否したうえ、証拠隠滅を図り、楊さんの遺体を奪うため、100人以上の警官と武装警察を楊さんの家に派遣した。

「電気棒で陰茎が激しく損傷」

遼寧省大連市に住む法輪功学習者、曲輝さん(当時31歳)は2000年4月13日に拘束され、大連市教養院に連行された。

「ある日の夜9時、私は薄暗くて不気味な部屋に連れていかれた。そこで翌日の朝8時まで、看守らによる拷問を受けた。看守らは、拷問用の電気棒を何本も使った。ゴム製の棒で私を殴打した。臀部の筋肉が損傷し、頚椎が骨折した。何回も気を失った」

曲輝さんの生前の話によると、この日の電気棒による感電で陰茎が激しく損傷した。その後、曲さんは首から下が動けず、寝たきりになった。瀕死の状態になった曲さんはようやく教養院から解放された。

2014年2月21日、45歳になった曲さんは、心身ともに深い傷を負ったまま他界した。

「陰茎をひもで縛る」

山東省莱州市出身の李光さんは2004年11月末、同省濰坊市濰北刑務所で電気棒による拷問を受けた。看守が5万ボルトの電圧が流れる電気棒で、李さんの頭、腿、背中、性器を感電させた。

睡眠も許されなかった李さんがうとうとしていると、看守らは氷水を浴びせたり、李さんの睾丸を力強く握った。さらに、看守らは、李さんに対して、排尿できないように、性器をひもできつく縛った。また、ひもを引っ張ったりして李さんにさらなる苦痛を与えた。

同年12月3日、李さんが亡くなった。36歳だった。

遼寧省本渓市市民の呉俊陽さんは、2004年9月18日に地元の警察当局に連行され、本渓市看守所に入れられた。同年11月16日、呉さんは看守所から市の病院に搬送された後、一時命の危険があった。家族の証言では、呉さんの体はあざだらけで、陰茎が紫色に変色していた。呉さんは11月27日に亡くなった。30歳だった。

ほかにも男性器を狙った拷問があった。

四川省樂山市五通橋看守所では、看守らは男性法輪功学習者の陰茎に紙を巻き付けて、紙に火をつけて燃やす拷問を行った。

黒龍江省綏化市労働教育所は、陰茎に砂糖水を付けた後、蟻を放し、蟻に噛ませる拷問があった。

河北省保定市高橋警察派出所が2006年6月7日、同市に住む学習者の銭勁松さんを拘束した後、銭さんを縛り付け、睾丸などを狙ってゴム弾を射撃した。

遼寧省鉄嶺市昌図県の靳力国さんは2004年、同県警察当局によって拘束された。同県老城派出所の副所長が靳さんの陰茎に爪楊枝を差し込んだ。

黒龍江省ハルビン市出身の李立壮さんは、30歳ぐらいだった2003年に同省大慶刑務所に拘禁された。ここで、殴打、水責めなど様々な拷問を受けた。なかに、看守らが李さんの睾丸を複数回握りつぶしたため、李さんは今も後遺症に悩まされている。

ほかに陰茎を鉄棒や長い棒でたたき、足で踏んだり蹴ったりする暴行も行われた。

つづく

(翻訳編集・張哲)