情報封鎖で通常はツイッターを利用できない中国だが、トランプ米大統領は「通常通り」、お馴染みのツイートを行っていた。中国国内では、トランプ氏が「情報封鎖の壁を乗り越えた」と話題になった。
ホワイトハウスの関係者によると、大統領一行が中国共産党のネット封鎖を突破できる「秘密兵器」を携帯していたという。詳細は明かされていない。
中国滞在初日の11月8日夜10時27分と11時40分、トランプ大統領は立て続けにツイートを投稿。最初のツイートでトランプ氏は「習近平主席と彭麗媛夫人に感謝する。ファーストレディ・メラニアと私は故宮で忘れられない午後と夜を過ごした。明日の午前中また会うことを楽しみにしている」と書いた。
二つ目のツイートは北朝鮮を強く牽制する言葉だ。「北朝鮮はアメリカの今までの控えめな体制を軟弱だと考えている。これは致命的な誤認だ。私たちを見下すな。私たちを試すな」。三つ目のツイートは次のような内容だ。「習近平主席と行う明日の会議に大きな期待を寄せている。中国が私たちにしてくれた『素晴らしい』歓迎に感謝する、私とメラニアは永遠に忘れることはないだろう」。
さらにトランプ氏はツイッターのトップ画像を習近平夫妻との記念写真に変更した。京劇の役者に囲まれてトランプ夫妻と習近平夫妻の顔には笑みがこぼれた。中国国内のネットユーザーは「習近平主席がトランプ大統領と一緒に情報封鎖の壁を乗り越えた」と投稿し、話題となった。
トランプ氏の訪中前、中国外交部の鄭澤光副長官は会見で、大統領が中国でもツイートできるかとの記者の質問に対して、あなたたちが関心を持つべき事項ではないと回答した。
(翻訳編集・文亮)
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