6月13日、北朝鮮に拘束された米国人大学生オットー・フレデリック・ワームビアさんが解放された。ティアラーソン国務長が発表した。北朝鮮に対し強硬な態度を取ってきたトランプ政権の外交政策が奏を功したとの見方もある。
米CNNによると、ワームビアさんは1年以上前からボツリヌス菌感染症により昏睡状態とされ、同日に出身地オハイオ州の病院で手当てを受けるという。いっぽう、米国務省高官は、ワームビアさんの病状や感染時期について、北朝鮮当局の説明を認めたわけではないとしている。
バージニア大学で経済学を専攻するワームビアさんは旅行好きで、中米や欧州をめぐったこともある。2016年1月2日、北朝鮮を旅行中、北朝鮮当局に逮捕された。「反朝鮮敵対活動」を行ったとの理由だった。朝鮮中央テレビの番組で、ワームビアさんは「ホテル内のプロパガンダポスターを盗もうとした」と認めた。北朝鮮最高裁判所は、国家転覆陰謀罪にあたるとして労働教化刑15年を命じた。
いまだに北朝鮮は3人のアメリカ国民を拘束している。それぞれKim Sang Dukさん、Kim Hak-song、そしてKim Dong Chulさんだ。アメリカ政府はさらに交渉を続けるとともに、北朝鮮がアメリカ国民を拘束して交渉の手段として利用していると非難した。
(翻訳・文亮)
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