グーグルとフェイスブック、フィッシング詐欺で1億ドル騙し取られた

2017/04/30
更新: 2017/04/30

インターネット検索大手のグーグルと、世界規模で利用されるSNS・フェイスブックはこのほど、米司法省が以前公表した大型詐欺事件の被害者であることをあいつぎ認めた。2社合わせて騙し取られた総額はおよそ1億ドル(約111億円)で、それぞれ全額または大部分を回収できたという。

米司法省は以前、米企業2社に対し取引先のアジア企業の関係者を装って、複数回にわたり指定した銀行口座に巨額の金を振り込ませたとして、容疑者のリトアニア人の男を起訴した。その際、2社の名前を公表しなかった。

ここにきて、米フォーチュン誌は被害を受けたのはグーグルとフェイスブックだと報じた。それをうけて、2社の広報担当者はあいつぎ事実関係を認め、グーグルは全額を、フェイスブックは大半を回収できたとしているが、被害額を明かしていない。

米司法省によると、被告はフィッシング詐欺の手法で、同アジア企業を詐称した電子メールを2社に送りつけて犯行に及んだという。

(翻訳編集・叶清)