2016年第1四半期、大陸中央銀行による全国50都市から2万戸の都市の市民からアンケートをとったところ、52.7%は物価が「高すぎる」と感じているという。
価格高騰にもかかわらず、給料が上がらないことに民衆の不満は募る。このうっぷんを解消するためか、ネットでは次々と物価高騰に関する小ばなしが作られ、読む人を沸かせた。
「10年前に100元分の米を買えば、大男がやっと担げるほどの量だったが、今では小学生が片手で持てるほどになった」
「昔は10元で10人分食べることができた。物価が上昇して、10元で2人分が食べられる。現在、10元では1人分さえ満腹にできない。昔は100元で4人家族を養うことが楽にできたが、今では1人分が精一杯」
住宅価格高騰や大気汚染を皮肉ったコメントも人気。「住宅価格が高くなったのはしっかり働かせるため、原油価格が上昇したのはスモッグの吸入量を減らせるため、肉の価格が値上がったのはきちんとダイエットをさせるため、食材単価が上がったのは低炭素生活を実行させるため、給料が上がらないのは勤勉努力の精神を忘れないためだ」。
「ある日、友人と焼肉を食べに行った。野菜焼きを注文したのに、店主は『ない』と断った。ないわけないだろう、と言い返したら、『実はあるけれど、値段を見るとお客さんは食欲がなくなるのでは…』と答えた」
「ガールフレンドに大きなバラの花束を送ったのに、彼女は機嫌悪そうにこう答えた。『私へのプレゼントはこんなものなの? 友達は彼氏から新鮮な野菜を貰ったっていうのに!』
(翻訳編集・佐渡道代)
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