【大紀元日本1月16日】北京市は12日から15日にかけて、再び深刻なスモッグに見舞われている。中国メディアによると、北京市内のPM2.5(微小粒子状物質)は観測地点35カ所で15日、半数以上が1立方メートル当たり300マイクログラムを超え、うち2カ所は600マイクログラムまで上昇した。
当局は頻発するスモッグに有効策を打ち出しておらず、強い北風でスモッグを吹き飛すことを待つしかない。北京で働くウクライナ人若者らが市内で「風を待つ」「私たちはスモッグ星人」などと中国語で書かれたプラカードを掲げ、深刻化する大気汚染に不満を訴えていた。
14日、北京市は初雪が降ったが、雪の量はそれほど多くはなく、スモッグにはあまり効果はなかった。
中国人ネットユーザーからも不満の声が噴出している。
「可視距離は50メートルしかない、気持ちがふさがる」
「早かれ遅かれスモッグで死んじゃうぞ」
「世界の終わりって、こんな感じだね」
「外国人をAPECブルー(人工的に作られた青空)で招待、自国民にはスモッグ」
「人類が住むところではない」
「スモッグ、北京の新しいおみやげ」
(翻訳編集・王君宜)
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