【大紀元日本10月22日】ベトナムのフン・クアン・タイン国防相は「双方の間で海上衝突事故の発生を回避するため」、国防直通ホットラインの開設を中国側と合意したと発表した。これは両国がこの2年の内に開設した直通ホットラインに加え、2本目となる。21日、米海外向け放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。
フン国防相は北京訪問を終えた2日後にあたる20日、ベトナムの国営メディアに上記の内容に関する声明を発表した。
中国側の報道機関からはコメントが寄せられていないが、この動きは、南シナ海での対立をめぐる両国間の緊張を緩和することができるとみられる。
中国政府は今年5月、南シナ海の係争海域で大規模な石油掘削装置を設置したことによって、ベトナムとの間で最も深刻な外交危機に陥っていた。
(翻訳編集・王君宜)
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